著書『幻談水族巻:いちばん近くにある異世界の住人たち』(工作舎、税込み1,870円)を6月21日(火)に刊行。通算40冊目になります。
「海や川、池や沼には、いったい何が棲んでいるのか、わかったものじゃない。水界では、どうやらヒトの理屈は通らないようだ。絵にも描けない竜宮城も、一見楽園のようでいて、その正体は伏魔殿かもしれない。怪しい本の玉手箱、ページを開ければ、何が出るやら」と福井さん。
「牡蠣(かき)の早業/七本足の蛸/小蟹の行進/亀入道/酒に酔う鯛/怪魚あらわる/熟睡する翻車魚(まんぼう)/河豚(ふぐ)汁の秘密/鰐(わに)に魅入られた船 などなど、水にゆかりの深い生き物たちの奇譚を、古典から精選して現代語訳にしました」とのこと。