2017.7
No.192

河西秀哉さん(左)、 玉岡かおるさん (右)

会報最新号

2017.7 No.192

女性天皇の時代は

「関西スクエア賞 受賞記念講演会」に向けて

  象徴天皇制の研究で注目を集める関西スクエア賞2016年度受賞者、神戸女学院大学の河西秀哉准教授が、9月の記念講演会で象徴天皇の現在と未来について語ります。奈良時代の女帝、孝謙・称徳天皇を小説に描いた作家・玉岡かおるさんの特別講演も。お二人にお話をうかがいました。

2017.6 No.191

ゴリラから考える

「関西スクエア賞 受賞記念講演会」に向けて

 若い才能に贈る「関西スクエア賞」の2016年度受賞者・京都府立大大学院の土田さやか特任助教(34歳)と、彼女を応援する京大総長の山極寿一さん(65歳)。2人には「ゴリラ」という共通項があります。ゴリラを通して見えるものとは? 7月29日に大阪市北区で開催する土田さんの受賞記念講演会で、ともに語っていただきます。

2017.4 No.190

つないで閉じるのが大変だった

作家 森見 登美彦さんと『夜行』を読む

旅が引き込む不気味な異世界

 謎めいた女性が描かれた連作の銅版画を狂言回しにして、登場人物たちが旅先で出会った怖い体験を次々に語る。森見登美彦さんの「10年目の集大成」と銘打った新刊『夜行』(小学館)は、現実と地続きになった不気味な異世界を垣間見せてくれる小説だ。朝日新聞社主催の第20回中之島どくしょ会が3月12日、大阪市北区の朝日新聞大阪本社アサコムホールであり、作者が執筆のきっかけや出版までの苦労を語った。

2017.3 No.189

「怪優」佐々木孝丸に魅せられて

ノンフィクション作家 砂古口 早苗さん

志高き悪役の実像に迫る評伝

 俳優・佐々木孝丸(1898~1986年)をご存じか。古くからの映画ファンなら、名前は忘れても顔を見ればすぐ思い出すに違いない。「主役食いの名悪役、知の巨人だったこの人を、もっともっと多くの人に知ってほしいの」。ノンフィクション作家・砂古口早苗さんの新著『起て、飢えたる者よ 〈インターナショナル〉を訳詞した怪優★佐々木孝丸』(現代書館)は、そんな思いを込めた異色の評伝だ。

2017.1&2 No.188

日比の友情、民力でつないだ20年

公益社団法人 アジア協会アジア友の会

水道建設、戦争の恨み乗り越え

 大阪のアジア協会アジア友の会(JAFS)は、質の良い水を得られないで苦しむアジアの貧しい地域に井戸を掘るなどの支援をしている公益社団法人だ。同会がフィリピン、パナイ島のパンダン町に建設した延長 10km の水道は、規模の大きさ、現地との協力体制づくり、運営のすばらしさで、NGO活動の手本とされている。2016年10月、日比両国の関係者が現地に集い、水道の通水20周年を祝った。

2016.12 No.187

子ども巻き込んだ犯人許せない

塩田 武士さんと『罪の声』を読む

グリコ・森永事件の闇に切り込む

 関西を主な舞台にして製菓・食品会社を次々に脅迫したグリコ・森永事件。塩田武士さんの新刊小説『罪の声』(講談社)は、入念な取材と大胆な仮説で、昭和最大級の未解決事件と言われる同事件の闇に切り込んだ意欲作だ。第19回中之島どくしょ会が11月15日、大阪市北区中之島2丁目のフェスティバルスイートで開かれ、作者自身が執筆の動機や経緯を詳しく語った。聞き手は講談社の担当編集者、戸井武史さん。

2016.11 No.186

技術を磨く。面白く、読みやすく

門井 慶喜さんと『ゆけ、おりょう』を読む

基本は人間コミュニケーション

 「坂本龍馬の妻だからではなく、一人の独立した魅力的な女性だと感じて描きました」――第18回中之島どくしょ会が10月7日、大阪市北区中之島2丁目のフェスティバルスイートで開かれ、歴史小説『ゆけ、おりょう』(文藝春秋)の作者、門井慶喜さんが登場した。執筆の動機を述べた門井さんは、主人公の魅力を、より面白く、読みやすく読者に伝えるために、いかに計算をめぐらし、技術を磨いたかを語った。

2016.10 No.185

開いた寺、もっと生かす人の輪を

「いのちの文化」を市民と育む 浄土宗應典院

再建20周年。新たな展開へ変革中

 檀家を持たない。葬式・法事をしない。大阪の浄土宗大蓮寺塔頭、應典院は、型破りなお寺だ。「今の仏教でいいのか」と根源的な問いを投げかけ、宗教・非宗教、宗派を隔てず、市民に広く門を開いてさまざま企画を仕掛けてきた。来年は寺再建から20周年。さらに新たな展開を目指して変革に取りかかっている。今春、第三代主幹に就任した秋田光軌さん(31)をはじめ、スタッフたちの志は熱く高い。

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